【少年野球コラム】ヒットを打った仲間を、自分のことのように喜べるか?野球が、今の時代に最も必要とされる「社会情動的スキル」を育む理由┃南小ドリームズ
- hamaliyaro
- 11月28日
- 読了時間: 5分
更新日:12月10日

川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
これからの時代を生きる子どもたちにとって、勉強や運動能力と同じくらい、いや、それ以上に重要だとされる能力があります。
それが、「社会情動的スキル(Social Emotional Learning: SEL)」と言われるものです。
少し難しい言葉に聞こえるかもしれませんね。
これは、簡単に言うと「自分の心を理解し、他者と良好な関係を築き、責任ある決断を下すための、心の知能指数」のようなものと言われます。
AIなども多くの仕事を代替すると言われる未来において、この「人間らしさ」の根幹となるスキルこそが、お子様の人生を豊かにする、何よりの財産になります。
そして、少年野球のグラウンドは、この社会情動的スキルを学ぶための、最高の「生きた教室」なのです。
SELは、米国の教育研究機関「CASEL」が提唱する教育概念で、世界中の学校でも取り入れられている考え方です。
「社会情動的スキル(SEL)」5つの柱と、野球で学べること
「社会情動的スキル(SEL)」とは、自分の気持ちを理解し、仲間と関係を築き、状況に応じて判断する“人との関わりの力”だと言われています。
1. 自己認識(自分の感情を理解する力)
三振して、悔しくて涙が出そうになる。
ホームランを打って、天にも昇るような気持ちになる。
野球は、子どもたちの感情を、良くも悪くも大きく揺さぶります。
その一つ一つの経験を通じて、子どもは「自分は、今、悔しいんだ」「最高に、嬉しいんだ」と、自分の感情に名前をつけ、客観的に理解することを学ぶと言われます。
2. 自己管理(自分の感情をコントロールする力)
悔しいからといって、グラブを投げつけたり、仲間に八つ当たりしたりしてはいけません。
ぐっとこらえて、次のプレーに集中する。
その繰り返しが、感情をコントロールし、目標に向かって自分を律する力を育むと信じています。

3. 社会的認識(相手の気持ちを思いやる力)
エラーをしてしまったピッチャーの、俯いた背中。
サヨナラヒットを打った仲間の、弾けるような笑顔。
試合に出られず、ベンチで声をからす仲間の、本当の気持ち。
自分だけでなく、他者の立場や感情を想像し、思いやる力。それは、机の上の勉強では決して学べない、チームスポーツだからこそ得られる、最高の学びだと言えます。
4. 対人関係スキル(仲間と、良好な関係を築く力)
「ドンマイ!次、頼むぞ!」 「ナイスプレー!助かったよ!」 グラウンドで交わされる、短いけれど、温かい言葉。
仲間と協力し、励まし合い、時には意見をぶつけ合いながら、これまで子どもたちは最高のチームを創り上げるための、コミュニケーション能力を磨いてきていると感じます。
5. 責任ある意思決定(正しい判断を下す力)
「この場面、バントをすべきか、打つべきか」
「相手のエラーを見て、次の塁を狙うべきか、止まるべきか」
野球は、一瞬一瞬の「判断」の連続です。
その判断の結果、チームが勝利することもあれば、敗北することもある。
その責任を、仲間と共に背負う経験が、倫理観に基づいた、責任ある意思決定能力を私たちのチームは培ってきています。
私たち南小ドリームズは、野球の技術指導と同じくらい、この「社会情動的スキル(SEL)」のようなことを育むことを念頭に、チーム運営をしています。また、経験の有無に関わらず、誰もが安心してチームに入れる環境づくりを大切にしています。
なぜなら、野球選手である前に、一人の素晴らしい人間として成長してほしい。
それが、私たちの心からの願いだからです。
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