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【少年野球コラム】ヒットを打った仲間を、自分のことのように喜べるか?野球が、今の時代に最も必要とされる「社会情動的スキル」を育む理由┃南小ドリームズ

更新日:12月10日

仲間の活躍を自分のことのように喜べる──南小ドリームズが大切にしている“思いやりの力”。
仲間の活躍を自分のことのように喜べる──南小ドリームズが大切にしている“思いやりの力”。

川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。


これからの時代を生きる子どもたちにとって、勉強や運動能力と同じくらい、いや、それ以上に重要だとされる能力があります。


それが、「社会情動的スキル(Social Emotional Learning: SEL)」と言われるものです。


少し難しい言葉に聞こえるかもしれませんね。

これは、簡単に言うと「自分の心を理解し、他者と良好な関係を築き、責任ある決断を下すための、心の知能指数」のようなものと言われます。


AIなども多くの仕事を代替すると言われる未来において、この「人間らしさ」の根幹となるスキルこそが、お子様の人生を豊かにする、何よりの財産になります。


そして、少年野球のグラウンドは、この社会情動的スキルを学ぶための、最高の「生きた教室」なのです。


SELは、米国の教育研究機関「CASEL」が提唱する教育概念で、世界中の学校でも取り入れられている考え方です。



「社会情動的スキル(SEL)」5つの柱と、野球で学べること


「社会情動的スキル(SEL)」とは、自分の気持ちを理解し、仲間と関係を築き、状況に応じて判断する“人との関わりの力”だと言われています。



1. 自己認識(自分の感情を理解する力)


三振して、悔しくて涙が出そうになる。

ホームランを打って、天にも昇るような気持ちになる。


野球は、子どもたちの感情を、良くも悪くも大きく揺さぶります。

その一つ一つの経験を通じて、子どもは「自分は、今、悔しいんだ」「最高に、嬉しいんだ」と、自分の感情に名前をつけ、客観的に理解することを学ぶと言われます。



2. 自己管理(自分の感情をコントロールする力)


悔しいからといって、グラブを投げつけたり、仲間に八つ当たりしたりしてはいけません。

ぐっとこらえて、次のプレーに集中する。

その繰り返しが、感情をコントロールし、目標に向かって自分を律する力を育むと信じています。


協力し、励まし合い、みんなでゴールに向かう経験が“人間力”を育てます。
協力し、励まし合い、みんなでゴールに向かう経験が“人間力”を育てます。

3. 社会的認識(相手の気持ちを思いやる力)


エラーをしてしまったピッチャーの、俯いた背中。

サヨナラヒットを打った仲間の、弾けるような笑顔。

試合に出られず、ベンチで声をからす仲間の、本当の気持ち。


自分だけでなく、他者の立場や感情を想像し、思いやる力。それは、机の上の勉強では決して学べない、チームスポーツだからこそ得られる、最高の学びだと言えます。



4. 対人関係スキル(仲間と、良好な関係を築く力)


「ドンマイ!次、頼むぞ!」 「ナイスプレー!助かったよ!」 グラウンドで交わされる、短いけれど、温かい言葉。

仲間と協力し、励まし合い、時には意見をぶつけ合いながら、これまで子どもたちは最高のチームを創り上げるための、コミュニケーション能力を磨いてきていると感じます。



5. 責任ある意思決定(正しい判断を下す力)


「この場面、バントをすべきか、打つべきか」

「相手のエラーを見て、次の塁を狙うべきか、止まるべきか」


野球は、一瞬一瞬の「判断」の連続です。

その判断の結果、チームが勝利することもあれば、敗北することもある。

その責任を、仲間と共に背負う経験が、倫理観に基づいた、責任ある意思決定能力を私たちのチームは培ってきています。



私たち南小ドリームズは、野球の技術指導と同じくらい、この「社会情動的スキル(SEL)」のようなことを育むことを念頭に、チーム運営をしています。また、経験の有無に関わらず、誰もが安心してチームに入れる環境づくりを大切にしています。


なぜなら、野球選手である前に、一人の素晴らしい人間として成長してほしい。

それが、私たちの心からの願いだからです。




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体験や見学は随時開催をしています。

南小ドリームズは初心者や女の子でも大歓迎です!ぜひ気軽に遊びにきてください。





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