【南生田少年野球コラム】「早生まれ」はハンデじゃない!“相対年齢効果”を乗り越える、最強の「伸びしろ」の育て方|南小ドリームズ
- hamaliyaro
- 4 日前
- 読了時間: 6分

川崎市多摩区南生田で活動する少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
今回のテーマは、多くの親御さんが一度は気にする「生まれ月」の話。
「うちは3月生まれだから、4月生まれの子と比べて体格が…」
「なかなかレギュラーになれないのは、早生まれのせい?」
そんな不安をお持ちのお父さん・お母さんへ。
スポーツ科学の視点から「相対年齢効果(Relative Age Effect)」について解説し、実は早生まれの子こそが秘めている「後半戦での爆発的な伸びしろ」についてお話しします。
そもそも「相対年齢効果」とは? 1年近い差の正体
少年野球の世界において、4月生まれの子と翌年3月生まれの子では、最大で「11ヶ月」の発達差があります。
小学生にとっての1年は、大人の数年分に相当します。
身長・体重: ひと回りと違う体格差
筋力・瞬発力: バットを振る力、走る速さの差
認知能力: コーチの指示を理解するスピードの差
この、生まれた時期による身体的・能力的な有利不利の現象を、スポーツ心理学や発育発達学では「相対年齢効果(Relative Age Effect)」と呼びます。
特に低学年のうちは、どうしても「体が大きくて早い子(4〜6月生まれ)」が活躍しやすく、「小柄な子(早生まれ)」はベンチに座ることが多くなりがちです。
しかし、ここで「うちの子は向いていない」と諦めるのは、あまりにも早すぎます。
データが証明?早生まれの子に訪れる「逆転現象」
実は、プロ野球選手やトップアスリートのデータを分析すると、興味深い事実も見えてくることもあるそうです。
「小学生時代に体格で劣っていた選手ほど、高校・大学以降で大きく伸びる」という傾向です。
なぜ、早生まれの子は「後から伸びる」のでしょうか? 理由は2つあります。
①「工夫する力(戦略的思考)」が育つ
体格やパワーで勝てない時期が長いため、早生まれの子は無意識に生存戦略を身につけます。
「パワーで勝てないなら、ミート力で勝負しよう」
「足が遅いなら、守備の予測を早くしよう」
「どうすればレギュラーになれるか?」
この「考える癖」こそが、野球脳(ベースボールIQ)を鍛え、高学年になった時の強力な武器になります。
②「身体的ハンデ」が消えた時、技術だけが残る
中学生〜高校生になり「第二次性徴(成長期)」を迎えると、生まれ月による体格差はほぼ消滅します。
その時、早生まれの子には「工夫して磨いてきた技術」と「追いついた体格」の両方が手に入ります。
一方、体格だけで勝負してきた子は、ここで壁にぶつかることが多いのです。

親ができる「自信の支え方」2つのポイント
早生まれの子にとって最大のリスクは、身体的な差ではなく、「僕はどうせ勝てない」と心を閉ざしてしまうこと(自己肯定感の低下)です。
教育的観点から、ご家庭で意識すると良い2つのポイントがあります。
① 比べる相手を「昨日の自分」に変える
「〇〇くんはホームラン打てるのに…」という他者との比較はNGです。
「先週よりスイングが速くなったね」
「昨日は捕れなかったゴロを、今日は体で止めたね」
このように、本人の「成長の軸(プロセス)」を評価してください。
これは心理学では「課題志向」と呼ばれ、折れない心を育てます。
② 「努力の過程」を言葉にして褒める
結果(ヒット、アウト)は、体格差に左右されます。
しかし、努力は平等です。
「諦めずにボールを追いかけた姿勢がよかったよ」と、コントロールできる行動を褒めることで、「やればできる」という自己効力感を高められます。
南小ドリームズで大切にしていること
南小ドリームズでは、学年でチームを分けてはいません。
その中で体格や誕生月に関係なく、「一人ひとりの成長に合わせた声かけ」を意識しています。
試合での結果よりも、努力やチャレンジを“チーム全体で認める文化”が根付いています。
「早生まれだから心配」と感じているご家庭も、安心して体験にいらしてください。
コーチ・仲間・保護者が一体となって、子どもたちの“自信の芽”を育てていきます。

まとめ:「遅れている」のではなく、「助走期間」が長いだけ
相相対年齢効果は、あくまで「統計的な傾向」であり、その子の限界を決めるものではありません。
早生まれの子が過ごしている今の時間は、決して「遅れている時間」ではありません。
将来、高く遠くへ飛ぶための「長い助走期間」なのです。
焦らず、比べず、一歩ずつ。
私たちドリームズと一緒に、お子様の「最強の伸びしろ」を育てていきましょう。
「早生まれだから心配」と感じているご家庭も、安心して体験にいらしてください。
コーチ・仲間・保護者が一体となって、子どもたちの“自信の芽”を大切に育てていきます。
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