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【南生田少年野球コラム】「キャプテン」だけがリーダーじゃない。「全員リーダーシップ」という考え方┃南小ドリームズ

整列の美しさ、元気に声を出す姿。そのすべてに「全員のリーダーシップ」は宿ります。
整列の美しさ、元気に声を出す姿。そのすべてに「全員のリーダーシップ」は宿ります。

川崎市多摩区南生田で活動する少年野球チーム「南小ドリームズ」です。


新チームが始動したり、学年が上がったりする時期、グラウンドでは子どもたちの新しい顔ぶれが見られ、新鮮な空気が流れています。


さて、この時期になると、保護者の皆様や子どもたちが少しソワソワする「一大イベント」があります。 それは「新キャプテンの決定」です。


「うちの子、選ばれるかな…」

「あの子がキャプテンになって、チームは大丈夫だろうか」

「キャプテンになれなくて、うちの子落ち込んでいるみたい…」


保護者として、様々な思いが交錯することでしょう。

もちろん、キャプテンに選ばれることは名誉なことであり、その責任感は子どもを大きく成長させます。


しかし、南小ドリームズは、その「キャプテンマーク」の重みと同じくらい、「マークをつけていない全員の役割」を大切にしています。


なぜなら、私たちは「リーダーシップとは、役職ではなく“行動”である」と考えているからです。 今回は、南小ドリームズが育てる「全員がリーダーシップを持つこと」についてお話しします。



「キャプテン」という重圧と、「一人勝ち」の危うさ


「キャプテン一人に背負わせない」。全員が前のめりになっていく姿勢が、強いチームの証拠です。
「キャプテン一人に背負わせない」。全員が前のめりになっていく姿勢が、強いチームの証拠です。

一般的に「キャプテン」と聞くと、

「チームで一番野球がうまい子」 「一番声が大きくて、みんなを引っ張る子」

といったイメージがあるかもしれません。


しかし、その重圧は、まだ心身ともに発達途上である小学生にとって、想像以上に大きなものです。

たった一人のリーダーに「チームをまとめろ」「勝敗の責任を取れ」と背負わせることは、時にその子を潰してしまう危険性すらあります。


また、「キャプテン(や一部のレギュラー)だけが頑張るチーム」は、非常にもろいものです。


「どうせ自分はキャプテンじゃないから」

「レギュラーじゃないから、関係ない」


そう思った選手が増えた瞬間、チームは「やらされ野球」の集団となり、成長は止まってしまいます。




南小ドリームズが育てる「全員リーダーシップ」の形


私たちは、野球というチームスポーツを通じて、子どもたちに「社会で生きる力」を学んでほしいと願っています。


社会に出たとき、全員が社長やプロジェクトリーダー(=キャプテン)になるわけではありません。

しかし、組織の一員として、自分の役割を見つけ、目標達成のために主体的に行動することは、すべての人に求められます。


南小ドリームズが考える「リーダーシップ」は、実に多様です。 キャプテンマークは、そのうちの一つに過ぎません。



南小ドリームズにある、たくさんのリーダーシップ


  • 試合中、どんな苦しい場面でも、誰よりも大きな声で仲間を鼓舞する。その声が、チームの雰囲気を変えます。


  • 誰に言われるでもなく、一番にグラウンドに来て準備し、誰もやりたがらない重い道具を率先して片付ける。その背中を、下級生は見ています。


  • 練習についていけず泣いている低学年の子に、そっと寄り添い、キャッチボールの相手をしてあげる。その優しさが、チームの「心理的安全性」を作ります。


  • たとえ内野ゴロでも、絶対に一塁まで手を抜かずに走り切る。そのひたむきなプレーが、チームのスタンダードを引き上げます。


これらすべてが、チームにとって必要不可欠な、素晴らしい「リーダーシップ」です。


「声でチームの空気を変える」。大人も全力で応援することで、子どもたちに“本気”を伝えています
「声でチームの空気を変える」。大人も全力で応援することで、子どもたちに“本気”を伝えています

「全員リーダーシップ」が、子どもの未来の財産になる理由


この「全員リーダーシップ」の文化は、子どもたちに3つの大きな成長をもたらします。


1. 自己肯定感(居場所)の確立

「自分は野球は一番じゃない。でも、声出しなら誰にも負けない」

「レギュラーじゃないけど、チームの準備は自分が支えている」

技術や役職とは別の軸で「自分はチームの役に立っている」という自己有用感が、子どもの自己肯定感を強く育みます。


2. 当事者意識(オーナーシップ)の醸成

「キャプテンがやってくれる」という他人任せの姿勢が消え、「自分のチームだ」という当事者意識(オーナーシップ)が芽生えます。

「僕たちが決めたから」練習するし、試合に勝ちたいと願うようになります。


3. 最高の「フォロワーシップ」の習得

優れたリーダー(キャプテン)を、他のメンバーがどう支えるか。

社会で最も必要とされるスキルの一つが、この「フォロワーシップ(リーダーを支え、組織に貢献する力)」です。

これは「これからの時代に最も必要とされる社会情動的スキル」そのものです。




保護者が家庭でできること


では、ご家庭で保護者の皆様は、どのように関われば良いでしょうか。


NGな声かけ:

「なんでキャプテンになれなかったの?」

「レギュラーなんだから、もっとキャプテンみたいに声出しなさい!」

役職や他人との比較は、子どもの自己肯定感を下げてしまいます。


OKな声かけ:

「今日、誰よりも早く道具の準備をしてたね。みんな助かったと思うよ」

「試合は出られなかったけど、ベンチから一番声が出てて、カッコよかったよ」

「〇〇君(キャプテン)、大変そうだったね。君が『大丈夫だよ』って声をかけてあげたら、きっと嬉しいと思うよ」


ぜひ、お子様の「役職」ではなく「行動」に注目し、そのリーダーシップを具体的に褒めてあげてください。


「うちの子、引っ込み思案でリーダーなんて…」と思っている保護者様も、お子様を観察すれば、必ずその子なりの「リーダーシップ(優しさ、真面目さ、気遣い)」が見つかるはずです。



まとめ


南小ドリームズは、一人のスーパースター(キャプテン)に依存するチームではなく、選手全員が、自分の役割と強みを理解し、主体的に行動できるチームを目指しています。


キャプテンマークがなくても、胸を張れる。

全員が、このチームの誇るべき「リーダー」です。


私たちは、野球というスポーツを通じて、子どもたちが社会に出たときに本当に役立つ「生きる力」を、保護者の皆様と一緒に育んでいきたいと考えています。



南小ドリームズの練習に体験・見学で参加してみませんか?


南小ドリームズでは、体験・見学で参加を希望される方々を大歓迎しています。

主に南生田小学校か南生田球場(南生田公園)にて活動をしています。

ぜひ、チームの雰囲気などもご覧いただければと思います!





南小ドリームズの少年野球コラムについて


南小ドリームズのホームページでは、チームの紹介や保護者に役に立つ少年野球コラムを随時公開しています。

ご参考いただけるコラムも多数あると思いますので、ぜひご覧ください!





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