【少年野球コラム】初心者の子が最初にぶつかる"3つの壁"。親が知っておきたい乗り越え方をわかりやすく解説┃南小ドリームズ
- hamaliyaro
- 12月8日
- 読了時間: 6分
更新日:12月10日

川崎市多摩区南生田で活動する少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
南生田には野球を始める子が多い地域でもあり、毎年、初心者の子が同じような不安を抱えながらドリームズに入ってきます。
「うちの子、少年野球に入れようかな…」
「興味はあるけど、続けられるか心配…」
そんな保護者の皆さんから、体験会のたびにいただくご相談があります。
それが──
「最初にどんな壁があるのか知りたい」
という声です。
実は、少年野球を始めた子どもたちの多くが、最初の数週間で同じような“不安”や“つまずき”を経験します。
でも、それはほとんどの子が通る道で、正しくサポートすれば必ず乗り越えられる壁です。
そこで今回は、「少年野球を始める前に親が知っておくべき“最初の壁”」と「その乗り越え方」を、保護者目線でわかりやすくまとめました。
子どもたちが最初にぶつかる3つの壁
少年野球のスタートラインで、多くの子が感じるつまずきは大きく3つあります。
キャッチボールが全然うまくいかない壁
練習の雰囲気や指示に圧倒されてしまう壁
“自分だけできない”気がして落ち込む壁
この3つは、初心者や低学年の子に共通した“自然な反応”です。
大人が思う以上に、野球は最初のハードルが高いスポーツ。
でも、それを乗り越えたときに、子どもたちは一気に笑顔になります。
ここからは、実際に初心者がつまずきやすい上記3つのポイントについて紹介します。

壁①:キャッチボールが全然うまくいかない壁
少年野球を始める子が必ずぶつかる最初の壁が、「キャッチボールが思うようにできない」という壁です。
ボールがまっすぐ飛ばない
うまく取れない
怖くて構えられない
相手に申し訳なく感じてしまう
これは本当に多い悩みです。
子どもたちが落ち込む理由の多くは、「相手に迷惑をかけている気がする」という気持ち。やさしい性格の子ほど心が折れやすいものです。
でも、正しい手順で練習をすれば、どの子も数週間で"キャッチボールが楽しい"に変わります。
壁②:練習の雰囲気に圧倒されてしまう壁
はじめてのチーム練習は、子どもにとって“非日常”の世界です。
先輩たちの声の大きさ
動きの速さ
指示のテンポ
みんなが当たり前にできていること
この“空気の速さ”に、最初はついていけず、「自分には向いてないかも…」と感じてしまうことがあります。
でも実際は、数回通うだけで自然に慣れていきます。
最初だけが少し特別で、そこを超えると急に世界が広がります。
壁③:“自分だけできない”気がして落ち込む壁
特に低学年や性格が繊細な子に多いのが、「できない自分を責めてしまう」という悩みです。
ボールが取れなかった
バットに当たらない
足の速さに自信がない
先輩との差に落ち込む
野球は「失敗から始まるスポーツ」です。
でも子どもたちは、そのことをまだ知らない子どもにとって、”自分だけができないように見える”のは大きなストレスになります。
ただし、子どもは慣れることで一気に吸収できるようになります。これはどの子も必ず通る“成長の階段”です。
ここで親のサポートがあることで、子どもの気持ちは大きく変わります。
親ができる、はじめのやさしい3つのサポート
① 比較しない言葉をかける
「まだ始めたばかりだよ」
「できないのが普通だよ」
という"スタートラインの揃え直し"は、子どもの心をぐっと軽くします。
② 練習後の帰り道は“評価ゼロ”にする
どんな出来でも、「今日もよく頑張ったね」の一言で十分です。
反省やアドバイスは、子どもが自分から話をしてきたときに。
これはメンタル面で負担を減らす大事なポイントです。
③ 家では“楽しむだけ”のキャッチボールをする
上達目的ではなく、親子で笑いながら投げ合うだけ。
これが最初の壁を乗り越える最強の自信回復になります。
南小ドリームズが初心者の子を支える工夫
南小ドリームズでは、初心者や低学年の子が最初の壁を乗り越えられるよう、次のような工夫を大切にしています。
先輩が優しく声をかける文化が根付いている
1〜6年生が一緒に活動するため、自然な助け合いが生まれる
初めての子には、考えすぎず楽しくなる練習を心がけている
指導者が“できた瞬間”を見逃さず、しっかり言葉で伝える
初心者だけの時間を作り、安心して練習に入れる仕組みがある
特に、経験豊富な監督やベテランコーチの声かけは、初めての子どもでも安心しやすいと、保護者の方からよく言われます。
少しずつ慣れていく。それが少年野球の良さ
最初の壁は、どの子にもやってきます。
でも、子どもたちは少しずつ慣れ、自分のペースでできることが増えていきます。
そして、「キャッチボールが楽しい!」と言えるようになったとき、子どもたちの表情は本当に変わります。
この“最初の壁”を親子で一緒に乗り越えた経験は、きっと一生残る財産になるはずです。
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南小ドリームズは初心者や女の子でも大歓迎です!ぜひ気軽に遊びにきてください。
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