【少年野球コラム】「教える」から「引き出す」へ。親が、子どもの最高の“パートナー”になるための役割分担┃南小ドリームズ
- hamaliyaro
- 1 日前
- 読了時間: 4分

川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
お子様がバッティングで悩んでいる時、私たち親は、つい良かれと思って、自分の経験からアドバイスをしてしまいがちです。
しかし、お父さんの熱い指導と、監督の指導との間で、「どっちを信じればいいの?」とお子様が混乱してしまった経験はありませんか?
その一つ一つは、全て「愛情」から来るものです。しかし、複数の、時には矛盾したアドバイスを受けた子どもは、「一体、誰の言うことを信じればいいの?」と、混乱してしまうのです。
今回は、そんな悲しいすれ違いを防ぎ、子どもの自主性を最大限に引き出すための「指導におけるチームの役割分担」についてお話しします。
まず知っておきたい、「ティーチング」と「コーチング」の決定的な違い
子どもの成長をサポートする上で、「ティーチング」と「コーチング」という2つのアプローチがあります。この2つの言葉は、似ているようで、その目的と手法は全く異なります。
ティーチング(Teaching)
目的: 知識や技術を「教える」こと。答えを与えること。
主体: 教える側(親や指導者)
例: 「バットは、こうやって振るんだ!」
コーチング(Coaching)
目的: 質問を通じて、相手の中から「答えを引き出す」こと。
主体: 教わる側(子ども)
例: 「今のスイング、自分ではどう感じた?」
もちろん、少年野球では野球を始めたばかりの子どもも多く、ボールの握り方を教えるなど「ティーチング」は不可欠です。
しかし、子どもの成長にとって、この2つのバランスと、チーム内での監督やベテランコーチの指導と保護者の関わり方の「役割分担」が、実は非常に重要なのです。

最高のチームプレー:専門家である「監督」と、最高の理解者である「保護者」
技術指導(ティーチング)は、監督・コーチにお任せください
南小ドリームズでは、「どうやって打つか」「どうやって投げるか」といった、具体的な技術指導(ティーチング)は、チームの指導方針を熟知した、経験豊富な監督やベテランコーチに、安心してお任せください。
監督やベテランコーチは、その高い技術力とこれまで培ってきた経験から、その子のレベルや、チーム全体を見ながら、最適な指導を行っています。
保護者の役割は、最高の「コーチング」
そして、保護者の皆様にしかできない、最も重要な役割。それが、「コーチング」です。
コーチングとは、答えを教えることではありません。質問を通じて、相手の中から「答え」と「やる気」を引き出すことです。
具体的には、監督やベテランコーチがお子様に対してどんな指導をしているかを横で聞き、保護者が指導を理解した上で、その「教え」を、お子様が自分の頭で理解し、自分の言葉で語れるように、サポートしてあげるのです。
家庭でできる「魔法のコーチング」:3つのステップ
練習から帰ってきたお子様に、ぜひこの3つのステップで、魔法の質問をしてみてください。
ステップ1:まずは、子どもに聞く
「今日の練習、監督からどんなことを教えてもらった?」 「それを意識してやってみたら、自分ではどう感じた?」 まずは、お子様が自分の言葉でプレーを語るのを、優しく聞いてあげてください。
ステップ2:もし、親が理解できなかったら…
お子様の説明を聞いても、「それって、どういう意味だろう?」と、保護者の方が理解・納得できないこともあるかもしれません。 その時は、どうか、一人で抱え込まないでください。
ステップ3:監督・ベテランコーチに、気軽に聞く!
「先日、息子が監督から『〇〇』というアドバイスをいただいたようなのですが、これは、どういう意図でしょうか?」 「家で、何かサポートできることはありますか?」 そんな風に、監督やベテランコーチに、気軽に、そして直接質問してください。
指導者と保護者が、同じ方向を向いて、子どもの成長をサポートする。その「連携プレー」こそが、南小ドリームズの最大の強みです。
私たち南小ドリームズは、指導者と保護者の皆様が、互いをリスペクトし、最高の役割分担で子どもたちの成長をサポートする、そんなチームでありたいと願っています。
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