【少年野球コラム】野球経験ゼロでも大丈夫!我が子の可能性を引き出す、たった5つの親の関わり方┃南小ドリームズ
- hamaliyaro
- 6 日前
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更新日:6 日前

川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
「息子が少年野球を始めたけど、自分は野球経験がなくて、何も教えてあげられない…」 「どうすれば、子どものやる気を引き出してあげられるんだろう?」
大切なお子様が、夢中で白球を追いかける姿。それは、親にとって最高の喜びです。しかし同時に、そのサポートの仕方に悩む保護者の方は、少なくありません。
ご安心ください。お子様の成長にとって、親の野球経験の有無は、全く関係ありません。 なぜなら、親の最も重要な役割は「技術を教える監督」ではなく、子どもの心を健やかに育む「最高のマネージャー」だからです。
この記事が、日々頑張っている保護者の皆様の、ほんの少しでも、心を軽くするヒントになれば幸いです。
1. 「結果」ではなく「挑戦」を褒めて、子どもの心を育てる
試合でヒットを打った時、三振してしまった時。私たちは、つい「結果」に一喜一憂してしまいます。
しかし、子どもの心を本当に育てるのは、結果そのものではありません。
「おもちゃを買ってあげるから」というモノでのご褒美ではなく、「あの場面で、練習通りに思いっきりバットを振れたのが、すごいね!」という、その挑戦の過程(プロセス)への、温かい承認の言葉です。
子どもは、「結果」ではなく、自分の「挑戦」を見てくれていると感じることで、失敗を恐れない強い心を育みます。
そして、「野球が楽しいから、もっとうまくなりたい!」という、誰にも止められない「内なる炎」を、自ら燃え上がらせていくのです。

2. 野球未経験の親は、最高の「質問者」になれる
野球経験がないことを、負い目に感じる必要は全くありません。むしろ、それは最大の強みです。
経験者のお父さんは、つい「教えたく」なります。しかし、未経験のあなたは、純粋な興味で「質問する」ことができます。
「今日の練習、監督やコーチからどんなこと教えてもらったの?」
「今、一番意識して練習してることって何?」
「なんでさっきのプレーってアウトになったの?」
子どもは、自分の考えを言葉にする過程で、頭の中を整理し、自ら課題や目標を発見していきます。親は、最高の「聞き役」であり、「質問者」になるだけでいいのです。
3. 「上から」ではなく「同じ目線」で対話する
子どもにアドバイスをする時、私たちは無意識に「親」という、上からの目線で語りかけてしまいがちです。
しかし、子どもが一人の人間として成長するためには、親と子が「対等なパートナー」として対話する時間をつくることが、何よりも重要です。
グラウンドの土で汚れた体を綺麗にしたお風呂の後に、リビングで話す時間。練習からの帰り道、一緒に歩きながら話す、今日あった些細なこと。
そんな何気ない瞬間に、「今日はどうだった?」と、同じ目線で、もしかしたら一人の友人のように、息子の言葉に耳を傾ける。 その温かい対話の積み重ねが、何でも話せる、最高の親子関係を築き上げます。
4. 親も「一生懸命」な姿を見せる
そして、これがもしかしたら最も強力なマネジメント術かもしれません。 それは、親自身が、何かに「一生懸命」な姿を、子どもに見せることです。
子どもは、親の言葉よりも、親の「行動」から、人生で最も大切なことを学びます。
野球に詳しくなくても、上手くなくても、大丈夫。
グラウンドで、子どもと一緒に汗を流し、大きな声でボールを拾うお父さんの姿。
試合の時に、チームみんなに一生懸命声援を送るお母さんの姿。
お弁当の時間に、選手たちの輪に入り、一緒に笑いながらご飯を食べるお父さんの姿
体調不良の子が出てしまった時でも、素早く冷静に対処をするお母さんの姿
その「一生懸命」な姿は、子どもたちの目に、最高のヒーローとして映ります。「お父さん、お母さんも、僕たちのために頑張ってくれている。だから、僕も頑張ろう!」と。
もちろん、ご家庭のご事情もあるかと思いますので、無理なくできる範囲でやってもらえれば問題はありません。
5. 最高の瞬間を、ただ、見守る
そして、最後に。 親ができる最高のマネジメントは、ただ、ひたむきに白球を追いかける我が子の姿を、温かい眼差しで「見守る」ことです。
うまくいった日も、いかなかった日も、全てがかけがえのない成長の記録。 その一瞬一瞬を、親子で共有できること。
何よりも、あなたが今、こうしてお子様のサポートの仕方に悩み、学ぼうとしている。その愛情深い姿勢そのものが、すでにお子様にとって、最高のマネジメントであり、最高のギフトなのです。
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