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【少年野球コラム】三振して、悔しくて泣いている君へ。自分を責めない「おまじない」┃南小ドリームズ

更新日:4 日前

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川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。


大事な場面で三振してしまった…。

簡単なゴロを、エラーしてしまった…。


グラウンドで、悔し涙を流す我が子の姿。親として、胸が締め付けられますよね。 そして、そんな時、私たちはつい「いつまでもクヨクヨしない!」「次、頑張れ!」と、励ましの言葉をかけてしまいがちです。


その励ましも大切ですが、その前に、たった一つだけ。 お子様が「本当の意味で」失敗から立ち直り、さらに強く成長するために、知っておいてほしい魔法の「おまじない」があります。


それが、「セルフ・コンパッション(自分への思いやり)」という考え方です。



「セルフ・コンパッション」とは?


セルフ・コンパッションとは、テキサス大学のクリスティン・ネフ博士が提唱する心理学の概念で、簡単に言うと「親友を思いやるように、自分自身のことも思いやる」という心の持ちようです。


もし、あなたの大親友が、試合でエラーをして、落ち込んでいたら、何て声をかけますか? 「何やってるんだ!」と責め立てるでしょうか?


きっと、違いますよね。 「悔しいよな。でも、一生懸命やった結果だ。ドンマイ!」 と、その悔しい気持ちに寄り添い、温かい言葉をかけるはずです。


セルフ・コンパッションとは、その優しさを、他人だけでなく、自分自身にも向けてあげることなのです。


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なぜ、少年野球に「セルフ・コンパッション」が必要なのか


1. 過度な「自己批判」から、子どもを守る


「自分のせいで、試合に負けた…」 真面目で、責任感の強い子ほど、失敗した時に自分を過度に責めてしまいます。

この「自己批判」が、野球への恐怖心を生み、挑戦する心を奪ってしまう、最大の敵です。


「悔しいな。でも、そんな時もある。自分は、よくやった。」


そう思える力が、子どもの心を、折れないしなやかなものにします。



2. 「次への一歩」を踏み出す、最高のエネルギーになる


自分を責めているだけでは、次へのエネルギーは生まれません。


「悔しかったね」と、まず自分の気持ちを受け入れ、認めてあげる

そして、「人間だから、誰だって失敗はするよ」と、自分を許してあげる


そのプロセスを経て初めて、子どもは「よし、次はどうすればうまくいくか、考えよう!」と、建設的な次の一歩を踏み出すことができるのです。



家庭でできる、セルフ・コンパッションの育み方


私たち親ができるのは、子どもが失敗した時に、セルフ・コンパッションの「お手本」を見せてあげることです。


子どもが「僕のせいで負けた…」と自分を責めていたら、 「違うよ!あなたのせいじゃない!」と、すぐに否定するのではありません。


まず、「そうか、自分のせいだと感じているんだね。それくらい、悔しかったんだね」と、その子の感情そのものを、丸ごと受け止めてあげてください。


そして、その上で、 「でも、お父さん(お母さん)は、最後まで諦めずにボールに食らいついていた、あなたの姿が、最高にカッコよかったと思うよ」 と、結果ではなく、その「挑戦の過程」を、温かく承認してあげる。


その関わり方の積み重ねが、子ども自身が、自分を思いやる心を育む、最高の土壌になります。




南小ドリームズは、勝利以上に、子どもたち一人ひとりの「心」の成長を、何よりも大切にしています。

失敗しても、大丈夫。最高の仲間と、最高の指導者が、君の心を、全力でサポートします。



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