【少年野球コラム】6年生、君たちに贈る言葉。残り3大会、僕が小学生だったときに後悔したこと教えるね。
- hamaliyaro
- 9月16日
- 読了時間: 4分
更新日:9月22日

川崎市多摩区南生田で活動する、少年野球チーム「南小ドリームズ」です。
これは、およそ35年前の話。
僕も昔、みんなと同じように、この少年野球という最高の時間を過ごしていました。
毎日が楽しくて、この仲間たちとの時間が、永遠に続くものだと、本気で信じていました。
でも、終わりは、必ずやってきます。
最後の試合が終わり、「もう、このユニフォームで、この仲間と野球はできないんだ」と気づいた時の、胸が張り裂けそうな寂しさ。
そして、「ああ、もっと、あの時、一生懸懸命やっておけばよかった」という、どうしようもない後悔。 その気持ちを、今でも鮮明に覚えています。
だからこそ、6年生のみんなに、伝えたいことがあります。
君たちに残された、このチームでの公式な活動時間は、あとわずか3ヶ月。そして、この最高の仲間たちと戦える公式戦は、残すところ、あと3大会です。 その一日一日を、どうか、悔いのないように、全力で駆け抜けてほしいのです。
君たちが決めた、その言葉を胸に
今シーズンの君たちがみんなで決めたスローガンは「負けない気持ち、チャレンジベースボール」。 素晴らしい言葉だと思います。
今、チームは、なかなか大会で勝てていないかもしれません。悔しい思いを、たくさんしていることでしょう。 もちろん、残された3つの大会で、なんとか表彰式で表彰されるという最高の景色を、チーム全員で見たい。それは、僕たちの大きな目標です。
しかし、このスローガンは、スコアボードの数字よりも大切なことを、僕たちに教えてくれます。 たとえ試合に負けても、最後まで諦めない「負けない気持ち」。 たとえエラーをしても、次のプレーに全力で挑む「チャレンジ」の精神。
それこそが、君たちがこの最後のシーズンで、下級生たちに背中で見せるべき、最も尊い姿のはずです。

5人の6年生、5つの戦い
今シーズンのドリームズの6年生は5人。
現在、キャプテンは女子連合の副キャプテンとして、2人は6年連合の選抜チームの一員として、チームを離れて戦っています。それは、新しい刺激を受ける絶好の機会でもありますが、チームの、そして自分自身の誇りをかけた、孤独な戦いでもあります。
そして、チームに残った2人。
連合チームに行った仲間たちに負けないよう、絶対に連合に選ばれた選手よりうまくなって欲しい、そんな思いでいつも以上に監督やコーチも熱い指導をしています。
その練習にも必死に食らいついて、誰よりも大きな声を出そうとするその姿。6年生になってから野球を始めた子もいて、時には心が折れそうになりながらも、頑張ろうとする、その勇気。
場所は違えど、5人全員が、それぞれの場所で、「負けない気持ち、チャレンジベースボール」を、今まさに体現しているのです。
君たちは、一人じゃない。5人全員が、南小ドリームズの、最高の6年生です。
最高の残り3ヶ月を過ごすために
僕が小学生のころのことを後悔しているのは、「試合に勝てなかったこと」ではありません。
「もっと、日々の練習の一球一球を、大切にすればよかった」ということです。
仲間と笑い合える、このかけがえのない時間。 監督やコーチから、本気で叱ってもらえる、愛情あふれる時間。 そして、君たちを全力でサポートしてくれる、お父さん、お母さんへの感謝。
その全てを、どうか、噛しめてください。
残り3大会。 もちろん勝って最高の瞬間を迎えたいけど、勝負の世界はどう転がるかわからない。
ただ、最後の大会が終わった時、君たち全員が、「俺たちの野球、最高だったな!」と、心の底から笑い合えることを、35年前に一人の野球少年だったおじさんの経験として、心から応援し、願っています。
頑張れ、南小ドリームの6年生!君たちの挑戦は、まだまだこれからだ!
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